いつもと変わらない日々。



-政宗宅



いつもの様に庭で稽古をする八雲、その相手をするいちろう。



パンパン、バシっ!!



八雲「なかなかやるな」


いちろう「まぁ、いつも八雲の稽古に付き合ってるからね」


八「そうか、
…なら、これはどうだっ!」




組み合っていた手を解き、バックステップで距離を取り力を溜める八雲。



八「はぁっ!!」



その直後、いちろうの視界から消え、瞬く間に背後に回り込んで回し蹴りを打ち込む。




バシッ!



しかし、両手でそれを受け止めるいちろう。




八「…まだだっ!」



いちろうに止められた足を支点に、さらに蹴りを打ち込む八雲。



ドガッッ!!



八雲の蹴りを受けきれないで飛ばされるいちろう。



い「っ痛たたぁ…」


八「なっ、悪い、つい本気に…(汗」


い「大丈夫だよ、
でも、やっぱり本気の八雲には敵わないよ(苦笑」




手を差し延べていちろうを起こす。

っと、その時、呼び鈴が鳴り響く。