―17年前







「…負の魔力が溢れ出している」







「遂に忌まわしき魂が再び巣くった様だな…」







「宿りし者は…?」







「天月の赤子の様だ…、どうする?」







「…覚醒するまでは監視のみで良かろう…


何れは始末する事になるだろうがな…」







「…その時の為にも八雲には我等を超えて貰わねばならん」





………………