!戦いで人は成長する!

僕は男子達から離れ、女子達の所に行き、集合をかけた。
そして、
『悪いんだが、男達の前でそれぞれ誰が好みかを言ってあげてくれんか?それじゃないとあのアホ達、練習しようともせんのだ。』
と、言ってRさんだけを別で呼び出し、
『お前さ~、アイツらに希望を持たせてやってくれんか?中には呼ばれん奴もおるからさ。』
そう言うと、Rさんは、
『ええよ!ただし、条件がある。』
と、言い出した。
『何や?条件って。』そう聞くと、
『今度、教官がウチとデートすること。』
どいつもこいつも訳分からん事いいやがってと思った。
僕は冷静に、
『嫌だ。』
と、言ってやった。
Rさんはムッとふくれて、
『それならみんなの前で「教官と付き合ってる」って言うだけやからええよ!』
と、僕を慌てさせた。
『分かった分かった。デートでもなんでもしてやるから希望を持たせてやってくれよ。』と、約束してしまった。
女って恐い生き物だなっと強く思った。