!戦いで人は成長する!

僕はヤバいと思い、
『H、離れろ!』
と、叫んだが、後のまつりだった。
双子の1人はHがなでてる方の腕をつかみ、素早い動作でHの顔面を蹴った。
Hは一瞬で崩れさった。
道場内の全員が息をのんだ。
だか、その子の怒りはおさまらず、Hの味方した僕に向かって来たのだ。
僕はグッと構え、タイミングを見計らい、お腹に向かって蹴りを入れた。
しかし、その子は蹴りをサッと避け、さっきと変わらず、素早い動きで僕のお腹にパンチを食い込ませた。
僕はその激痛を必死に耐え、次の攻撃に備えて態勢整えた。
しかし、相手の素早い動きについていけず、攻撃をただ受け流すだけで精一杯だった。
館長が親と話し終え、中に入ってきた。
「これで一時的に止まる」そう思ったが、館長は何も言わず2人の様子をジッと黙ったまま見てるだけだった。僕はその事に怒りをおぼえ、前蹴りで距離をとった。
そして、本気モードに切り変え、相手が突っ込んで来るのを待った。