僕が大学に通うようになり、1ヶ月が過ぎた頃。
練習する時間がなく、みんなも忙しそうにしていたので夜間練習をする事を決めた。

僕達だけでスパーリングをするのは危険だったので、ミット打ちや技の稽古を中心に練習をする事にした。
社会人の者は学生と時間が合わないので個人練習をし、まれに合同練習をする。
今までの階級はいつの間にかなくなり、社会人グループと学生グループに分かれた。

女の子は全員学生。
男は17人中10人が学生で残りの7人は社会人だった。

社会人グループは運動不足とストレス解消の為にやるようなものだったので試合には参加せず、合同練習だけ出るようになった。

学生グループは試合を託された分、全力で練習し、万全な状態で挑むのを余儀なくされた。