だが、違和感を感じたのでよく見てみると、木の根の所を掘っている人が見えた。
『ヤバい!』
と、小さく呟いて戻ろうとした時、背中に小石がコツンと当たったのだ。
僕は全身に嫌な汗をかき、ゆっくりと振り向いた。
やっぱり木下の人に見つかっており、その人はこっちを向いて手招きをしている。
『何されんねん。』
と、観念して木下まで行くと、その人は下を指差したのでパッとみてみた。
すると、バツ印と下向きに矢印が書かれた紙が木に釘で打たれていた。
僕は教えてくれた人に礼を言おうと振り返ったが、そこにはもう居なかったのだ。
人だという事しか分からないぐらい暗い場所だったのだが、さすがに持っているペンライトで顔を照らして確認する事も出来ずにいた。
だんだん空が明るくなり始めている。
その状況にやっと気付き、急いで矢印の指す所掘った。
しかし、掘っても掘っても何も出てこない。掘る場所を間違えたと思った時、指先が硬い物に当たった。
『ヤバい!』
と、小さく呟いて戻ろうとした時、背中に小石がコツンと当たったのだ。
僕は全身に嫌な汗をかき、ゆっくりと振り向いた。
やっぱり木下の人に見つかっており、その人はこっちを向いて手招きをしている。
『何されんねん。』
と、観念して木下まで行くと、その人は下を指差したのでパッとみてみた。
すると、バツ印と下向きに矢印が書かれた紙が木に釘で打たれていた。
僕は教えてくれた人に礼を言おうと振り返ったが、そこにはもう居なかったのだ。
人だという事しか分からないぐらい暗い場所だったのだが、さすがに持っているペンライトで顔を照らして確認する事も出来ずにいた。
だんだん空が明るくなり始めている。
その状況にやっと気付き、急いで矢印の指す所掘った。
しかし、掘っても掘っても何も出てこない。掘る場所を間違えたと思った時、指先が硬い物に当たった。



