兵士の目を潜り
奥へと侵入するのは
思ったより楽だった。
むしろ、至る所にある
罠を避ける方が苦労した。
「よく自爆しないな…」

こっちだって有り得ないくらいの
修羅場を越えてきた。
その為に、要らぬ技術を
幾つも身に付けてきた。
このくらい…突破して見せる!





城の裏側。
大きな木が一本ある。
目立つけど、丁度上の部屋に
入れるくらい枝が伸びている。

「長くは居れないし…
彼処から入るか。」

オレはその大きな木に向かう。
城内の情報も欲しかったが
それも出来なかった。
勘に頼るしかないが…
どうなるかな?



ってか、もしかして
これで見つかったら
もっと大事………!?





まっ…………いっか。



気付かなかった事にして
先へと進む。