あれから…



昨日、ライと別れて
宿に戻ったものの、
衝撃事実(ライが王って事)に
眠れず……

サインが書かれた紙と
にらめっこしているうちに
朝になった。

「ふぁぁ…やば……眠いし。」

朝日が痛い………



とりあえず、宿を出て
露店の広場まで行く。
朝早くから準備で賑わっていた。

「うん……やっぱ、いいね。
この近くに住もうかな。」
朝の雰囲気も気に入った。拠点候補が見つかり
目も覚めてきた。
開いてる店で
パンとコーヒを買って
噴水脇のベンチに座る。
ここも、ちゃっかりお気に入り。

パンを食べながら地図を広げる。

「もうちょいカーネリアを
見て廻って…
午後には次かな。」

次の視察地『アンバー』を指差し、ニヤリと笑う。





又しても…
衝撃的出会いがあるなんて
予想するわけもなく。