言わなくても…










顔を見ればわかりますよ。









貴方の補佐なんですから…









部屋を出て、扉を閉めると
堪えていた笑みが溢れる。
「しょうがない人ですね。
まぁ…それは…
何処も同じかも知れませんが。」

窓から見える月を見て
ゆっくり目を閉じ。










「貴方がそう思うのでしたら…
きっとそうなのでしょう…
僕達が導かれた様に…」

目を開けると自室へと向かう
廊下を静かに歩く。