どのくらい…
突っ立っていたのだろう…
「入ってみようかな…」

季節は春になったばかり。まだまだ寒いが懐かしさに
居ても立ってもいられなかった。





誘われるように

ゆっくり歩いて

靴を脱ぎ捨て…










波に入ると同時に










「止めなさーーーーい!」









「へ?」

大きな叫び声の後に
馬の足音が近づいてくる。
振り向くと同時に
首根っこを捕まれ…










「キャァァァァァァ!?」









オレの体は宙に浮き
砂浜へと投げ飛ばされた。




ドスッ!!