「帰るのか?」


「うん、明日から学校なの。春休みは今日までだから課題を片付けちゃう。だからもう帰るね。」


明日の放課後は居残りになりたくないしね。と心の中で付け足した。




「そういえば進級したのか。おめでと。気を付けて帰れよ。」



「ありがと。明日ね。」



扉を閉まりかけたとき、創のだるそうな
「へいへい。」
と言う声が聞こえて、

私は思わず微笑んでしまった。






明日から高校2年生!!
頑張るぞ!!




心の中で自分に渇を入れて、私わ創のアトリエを後にした。