完全に
乗り遅れていた
ワタシも
1週間もしたら
多くの友達ができていた。

「ちーひろっ! おはよん」
「千尋~ 待ってたよ」
「現れたな、妖怪千尋」

いつめんの
鈴奈と彩と清子が
飛びついてきた。
この3人は
乗り遅れていた
ワタシに声をかけてくれた
救世主!

鈴奈はしっかり者だけど
すべてが変で、笑
彩はガキで
いつも騒いでて、笑
清子はバカで
彼氏の知くんにメロメロだ。笑

もともとみんなに
すぐ打ち解ける性格の
ワタシは
男子とも仲良くなっていて
毎日ふざけるように
なっていた。

淳希はチビだけど
なかなかのイケメンで
優しいし
県内イチの進学校の
女子高に彼女がいる。

弘也は学年イチの
イケメンで
すごく話しやすくて
いい奴。

この2人は
特に頼りにしていて
なにかあるたびに
彼らのとこに
行っているワタシ。

4月中旬ごろに
同じクラスで
隣の上野中出身の
優とも仲良くなった。

上野中には
ワタシの小学校の
友達もたくさん行ってたから
共通の話題も
多くて
暇さえあれば
優と話していた。