―今日も、太陽はあたし達の上で輝く。

夏真っ盛りには少し早い、6月。

だけど、8月並みに暑い日だった。

丁度、学校は昼休みで校内は賑やかだった。

あたし達も、いつもの様に食堂で騒いでいた。

「杏里、何頼む?」

友達の咲麗子は、もう冷やしうどんの整理券を買っていた。

「まぁた冷やしうどん!?」

横から、首をつっこんできて悠里は言う。

「そう言う悠里は、またカレーじゃない!」

言われて腹が立ったのか、咲麗子は言い返す。

二人の口げんかは止まらず、あたしは呆れて後ろを振り返る。

後ろには、スローペースながらもちゃんとついてきている、弘紀、修平と、敦士がいた。

あたし達6人は、いつも一緒にいる。

弘紀とあたしは幼なじみだし、敦士と咲麗子は両思い(まだ付き合ってないけどね)。

悠里と修平は、これでもか!と言うほど相性抜群☆&恋愛のライバル!