~数日後…~
結局あの日は、何も買わずに
ただ、ぼーっと街を歩いていた
あの後、ちゃんとお母さんも帰ってきたし
変な空気ではあるけど、ケンカはしていない
そんなほっとする日々が続いていたある日
あたしのクラスに
1人の転入生がやって来た
あたしは、彼を見た瞬間
一瞬、大声で叫んでしまいそうだった。
『結城 翔です』
彼は一言こういうと、先生に言われて
私と通路を挟んで隣の席に座ってすぐに
あたしの見覚えのあるものを出して、こう言った。
翔「このパーカー、ありがと(^_-)-☆」
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