「その人はいつしか私にとってとても大切な人になっていた……」
「総長になって2ヶ月がたった時の、そのときライバルだった族がいきなり襲ってきた」
「とっさの出来事で最初は驚いた。でも、やるしかないと思ってみんなで戦った」
「ほとんどが地面に倒れていたから、全員終わったとおもっていた」
「……でも……」
「……相手の総長は……まだだったんだ……」
「いきなりそいつが私に向かって走ってきた。殴られるだけだろうと思って、手で止めるつもりだった……」
「でも……近づいてきて分かったんだ……そいつは刃物を持って私にかかってきていたんだ」
「もう目の前にそいつが来ていた。もうダメだ!!って思った……」
「けど、刺された感覚がないことに気づいて目を開けると……」
「私をかばうように、陸が……陸が刺されていた……」