そして――― 急いでその場所に向かうと。 ミチの自転車を先に見つけて。 それから…… 河川敷に座り込んで、ボーッと空を見つめているミチの姿を見つけた俺は、ホッと胸を撫で下ろした。 もしかしたらって思って来たけど。 やっぱりミチはここにいた。 俺達が高校生の時は、ずっと毎日のようにいた…この場所に。