恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





俺はミチに、

また電話をかけてみた。




でも、さっきは呼び出し音が鳴っていたのに。


何故かすぐに留守電になってしまう。




もしかして電源……

切ってるのか?




ったく……

どうすりゃいいんだよ……





俺はまた自転車に乗ると、

行き先も決まらないまま…


ただ自転車を走らせていった。





そしたら―――

ふと気がついたんだ。





もしかしてあいつ……


あそこにいるんじゃないかって。