「うん、でも…その前に。みんないろいろ本当にごめんな。それから…ありがとう」 改まったように翔がそう言うと、マナ達は頷きながらふふっと笑う。 「こんな俺たちだけど、これからも…よろしくお願いします」 「お願いします」 翔の言葉にあたしも続けてそう言った。 「当たり前でしょー!ね!?ナオ」 「いや、どうしよっかなー」 「まぁでも、本当良かったよ。一件落着で」 マナとナオとタク。 大事な、大好きな友達。 「本当にありがとね、みんな」 そう口にしたら、また涙がスーッと頬を流れていった。