あれ? だけどタクがいない。 キョロキョロと辺りを見渡すと、ちょうど河川敷の上からおりてくるタクの姿が見えた。 「つーかお前ら!早速ラブラブかよ!」 そして、ナオと同じような言葉がタクからも響いてきた。 自然とこぼれてくる笑顔。 翔も笑ってて、マナもナオも、タクも。 みんな同じような顔して笑ってた。 変わってないね、この感じ。 あの頃も今も、何も変わってない。 過去も今も、きっと未来も。 変わらないよね。 きっとあたし達、ずっとこんな感じな気がするよ。