そして――― あっ!!翔だ♪ と……待ち続けていたあたしの瞳が、やっと翔を捉えた時。 この瞳に映ったありえない光景に、ドキン……と妙な胸の音が、あたしの心に重く響いた。 そして、何故かあたしはそのまま後ずさりしていって。 自分の身を隠すように、近くにあった電柱に体を寄せた。