あっ、でも… 「ちゃんと信じてるけど一応聞いてていい?」 「…っ…何?」 「いや、あの車の男とは…何もないよな?」 「ふふっ、当たり前でしょ、あるわけないじゃん」 やっと顔を上げたミチは、泣き腫らした目で俺を見て笑う。 やっぱこの顔。 俺、ミチのこの笑った顔が好き。 「だよな、信じる」 そう言ってもう一度、強くギュッと抱きしめた。 離れかけたと思ってた心と心。 だけどそれは離れるどころか、 前よりももっと強く繋がった気がする。