「ずっとさ…羨ましかったんだ」
「…っ……えっ?」
溢れてくる涙を指先で拭いながら、私はずっと思っていたことをミチに言った。
「ずっとね、ミチと翔が羨ましかった」
「…うんっ…」
「妬けちゃうくらい仲良くてさ。お互いを思い合ってて…手を伸ばしたらすぐに繋がって。時々私たちの存在忘れたみたいに二人の世界みたいな?一緒にいても入っちゃったりして」
いつもミチが羨ましかった。
大好きな人がそばにいて。
大好きな人が、自分のことも大好きでいてくれて。
笑ったら、笑ってくれて。
目の前で繋がる手と手が…
たまらなくまぶしかった。



