恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





「ま、俺ら男だしな…一生働かなきゃなんねーし」


俺が言うと、翔は「うん」とだけ答えた。


なぁ翔。
理想はすっげーあるよな。


結婚とか?

子供、何人欲しいとか?


いつかあんな家に住みたいとか、あんなふうな仕事がしたいとか。


未来に理想を並べたらきっとキリがない。


だけど並べてたよ、ちょっと前までは。


未来はこうで、とか。
こうなってやろうとか。

ただキラキラした未来を想像してた。



でも…何でだろうな。

現実と夢の狭間で。

俺たちは今迷子になってる。



正しい答えも、
確かなものも見つからない。


だから立ち止まって。

思い出を振り返って。



不満も不安もなく、ただ笑っていられたあの頃に…

自信だけは一人前でさ、夢語ったりしていたあの頃に…ふっと戻りたくなるんだろうな。