『俺、ミチのことがよく分からなくなったんだ』
『んー、何で?』
『知らない男に車で送ってもらってたり…』
知らない男?
なんだそれ初耳なんだけど。
『かと思ったらさ、そいつに抱きしめられてたり』
は⁉抱きしめられてた?
なんだそれ⁉そんなことがあったのか⁉
かなり動揺した。
だってミチだぞ?
ミチがそんなこと…
『でさ、その男がまたすっげーかっこいいわけ。高級車乗っててスーツ着ててさ…大人の男って感じで』
『へぇーっ…』
聞きながら、想像した。
想像して、翔の気持ちになった。
きっと翔は、そいつと自分を比べてしまってる。
それで自信をなくしてしまってるような気がした。



