ウソ…これ… ウソでしょ? 中身を見たあたしは、水色の紙袋にそれを戻すと、携帯と自転車のカギを持って急いで家を飛び出した。 そしてエレベーターに乗ると、1階のボタンと閉のボタンを連打しながらもう片方の手で携帯を操作して耳元にあてていく。 プルルルルーーー 聞きながら、走り出す足。 自転車のカコンという音が、まだ早朝の駐輪場に凛と響いた。