『決めてくれないかって……あたしにこれからのこと、全部委ねるの?それってずるくない?』





確かに俺は…ずるいと思う。


だけど……





『ごめん』





ただ謝ることしかできなくて…



黙りこんでしまったミチに、俺はかける言葉も見つからないまま重く口を閉ざした。






『もういいよ…』




―――えっ?