『はぁっ……』 もう8時じゃん…… ここに着いたのが3時前だったから… あれからもう5時間が経つ。 ったく…いつになったら帰ってくんだよ。 俺はその場に座り込むと、ケータイの待ち受けをジッと見つめた。 やべ、電話かけたらそろそろ充電……なくなりそうだな。 とりあえずメールだけ送っておこう。 待ってるって入れておけば… ミチもすぐに帰ってきてくれるかもしれないし。 “今ミチのマンションの前にいるんだ。とにかく会って話したい…。俺、ずっと待ってるから” よしっ―――。