あいつ……今どこで何してんだろ。 さっきの友達と一緒なのかな? っつーかあの子の連絡先も分かんねーし…… そんなことを黙々と考えていると、時間だけがただ過ぎていって。 一時間……また一時間、と。 時計の針が何度も進んでいくのを見つめながら、何も出来ない自分にだんだん腹が立ってきた。 っつーか…こんなにミチのことを待つのは、初めてかもしれない。 ほんの数ヶ月前までは… 俺達はいつも近くにいて。 こんなにすれ違うようなことも、なかったもんな。