恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





そしてすぐに…ミチに電話をかけたけど。



何度鳴らしても、電話には出てくれなくて。



俺はそのまま…

ミチの家に向かうことにした。







『まだ帰ってきてないよ?』






だけど…


ミチの家に行って、インターホンを鳴らしたら。




玄関まで出てきてくれたミチのお母さんにそう言われて…


俺は仕方なく、マンションの前でミチが帰ってくるのを…待つことにした。






だって今日ちゃんと話さないと…

取り返しがつかないことになるような気がする。




だからちゃんと、今日……

俺はミチに、全部を話して、誤解を解いて…自分の気持ちを素直に伝えなきゃいけないんだ。






……そんなことを思いながら、

俺はただジッと、ミチのことを待って。



空の色が変わっていく光景を、ずっと見つめていた。