そしてすぐに…ミチに電話をかけたけど。
何度鳴らしても、電話には出てくれなくて。
俺はそのまま…
ミチの家に向かうことにした。
『まだ帰ってきてないよ?』
だけど…
ミチの家に行って、インターホンを鳴らしたら。
玄関まで出てきてくれたミチのお母さんにそう言われて…
俺は仕方なく、マンションの前でミチが帰ってくるのを…待つことにした。
だって今日ちゃんと話さないと…
取り返しがつかないことになるような気がする。
だからちゃんと、今日……
俺はミチに、全部を話して、誤解を解いて…自分の気持ちを素直に伝えなきゃいけないんだ。
……そんなことを思いながら、
俺はただジッと、ミチのことを待って。
空の色が変わっていく光景を、ずっと見つめていた。



