『ミッチーの彼氏ですよね?』
そして彼女はそう言うと、すごい目力でキツク俺を見つめて。
はい……と、答えた俺に、いきなりスイッチが入ったかのように物凄い剣幕でまくし立ててきた。
『あなたミッチーのこと、何だと思ってんの?』
『何でさっきあんなことがあったのに女と二人で歩いたりできるわけ?ってかこの女が…さっき電話に出た女?』
『私はミッチーがどうしても翔くんと会ってちゃんと話したいって言うから…心配でついて来たけど…何でこんなことができるの?ミッチーめちゃくちゃ泣いてたんだよ?』
初対面だったけど。
彼女は前に、ミチの話していた“なっちゃん”という友達なんだとすぐに気付いた。
『いやっ…違うんだ』
『何が違うんですか?』
『ちょっと、なっちゃん!!』
そして俺が、彼女に言葉を返したその時…
ミチが駆け寄ってきて。
俺に詰め寄るなっちゃんの腕を引っ張っていた。



