恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





『デートしてくれるの?』


『……うん。でも、ちゃんと約束してほしい』


『分かってるよ、ちゃんと諦めるから』





優花はそう言うと、一瞬でケロッとしたように笑顔になって…

カバンからガサガサと雑誌を取り出した。





『あのね、この映画見て、このカフェでお茶して、夜はこのイタリアンのお店でごはん食べたいの♪』





そして嬉しそうにはしゃぎながら、デートプランを勝手に決めていって。


一人で楽しそうに笑ってた。





はぁっ……



俺、何やってんだよ…




ミチ…大丈夫かな…?







『とりあえずおなか空いたから食堂戻ろ!で、お昼食べたら映画ね!』


『あっ……うん』






心ん中では、ずっとミチのことばかりを考えているのに。



何故か俺は、飼い主に服従している飼い犬みたいになってて。




優花のうしろをついて歩くと、そのまま食堂へと戻っていった。