恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





『とりあえず…そこ、座ろうか』





そして、ふと視界に映ったベンチを指差すと、俺は先に腰をおろして…


隣に優花が座ったことを横目で確認すると、すぐに口を開いた。






『あのさ…分かってると思うけど、俺』


『言わなくても分かってるよ?彼女がいることは…』


『だったら』


『でも好きになっちゃったの!翔ちゃんがいるから…毎日大学来るの楽しくて…』






優花はそう言うと、また瞳に涙を浮かべながら…俺を隣からジッと見つめた。







ちょっ…マジ頼むから。

泣かれたら何も言えねーじゃん。






『でもね…っ……ちゃんと諦めるから……だから今日だけでいい。今日だけでいいから…私とデートしてくれない?』





優花は潤んだ瞳で…必死でそんなことを伝えてくる。



いや、っつーか俺、ミチんとこ行かなきゃいけないし。