時間がいくらあっても足りなかった。



話しても話しても全然足りなくて…


別れ際はいつも、物足りない気持ちでいっぱいになった。






『ねぇ翔……』


『ん?』





そして、久しぶりにみんな揃った日の帰り道。


翔と二人になったあたしは、足りない時間の寂しさを…我慢できなくて翔に話した。