恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





『やだっ……ナオの彼女に…なりたい』





顔が真っ赤になっているのが自分でもハッキリと分かるくらい…

どんどん顔が熱くなっていく。




だけど私は…ナオの目を見つめて。





『ナオに好きになってもらえるように…私、頑張るから』




もう一度、

ナオにそう伝えた。






『つーか頑張んなくてもさ。俺、もうお前のこと好きだけど?』


『えっ?』


『さっき見事に落とされた』


『さっき?』


『うん。一途な気持ちにハートブチ抜かれました!みたいな』






目の前で…

ナオはそう言って笑う。





ずっと友達だった、大好きな人。



そんなナオが…私だけを見て…笑ってくれていた。