『やだっ……ナオの彼女に…なりたい』
顔が真っ赤になっているのが自分でもハッキリと分かるくらい…
どんどん顔が熱くなっていく。
だけど私は…ナオの目を見つめて。
『ナオに好きになってもらえるように…私、頑張るから』
もう一度、
ナオにそう伝えた。
『つーか頑張んなくてもさ。俺、もうお前のこと好きだけど?』
『えっ?』
『さっき見事に落とされた』
『さっき?』
『うん。一途な気持ちにハートブチ抜かれました!みたいな』
目の前で…
ナオはそう言って笑う。
ずっと友達だった、大好きな人。
そんなナオが…私だけを見て…笑ってくれていた。



