恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





『……っ……ちょっと待っ…それって…』


『マナはそれでもいいのか?』


『……えっ…だからちょっと待って……デートって……っ…それでもいいって…』』


『へっ?何?』


『どういうこと?』






気付けば涙は止まっていて。


私はナオを真っすぐ見つめながら、そう聞いた。






『どういうことって。え?お前俺の彼女になるんじゃねーの?』


『えっ?私が?』


『えっ、マナじゃなかったら誰なんだよ』





そして、そう言ってハハッっと笑ったナオは、キョトンとする私の顔を見つめて…





『やめとくか?』と、はにかんだ顔でそう聞いた。