恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜





『バーカ、泣くなっつーの』


『ごめんね…』


『何で謝るんだよ』


『ごめん…っ……』






迷惑かけてごめんね。


好きになっちゃってごめん。


いい加減しつこいよね…忘れられないなんて。


ナオも…困っちゃうよね……






『ほんとに…っ……ごめんね…』


『だから謝んなってば』





―――えっ…?





『つーかお前、今のすっげー可愛いかったんだけど』




ナオはそう言って、私をその場で抱きしめてくれて。





『マジで一途過ぎじゃね?』




そう言うと、抱きしめてくれながら私の頭を優しく撫でてくれた。