『あ…りがと』 『おー。でもマジでお前フラフラだし…とりあえずここ持ってろ』 『え?だって…』 『だってじゃねーから。黙って持ってろ。フラフラしてるとまた転ぶぞ』 そして――― ナオはそう言うと、掴んでくれていた私の腕を、自分の腕に組んでくれて。 『頼むからコケんなよ』 ……そう言って、フフッと笑った。