って―――― 一番素直じゃねぇのは…俺か。 『あ、ごめん!親父からメール入ってきて、仕事でトラブルあったみたいなんだ』 『えっ?マジ?』 『大丈夫なの〜?』 素直になれなくて。 嘘をついてまで。 『いや、大丈夫じゃないっぽい。ゴメン俺、先帰るわ!』 『マジかよおい』 『えっ、タク本気?』 『だって仕事だし、仕方ねぇだろ。また連絡するし近々飲もうぜ』 じゃあな―――と、 俺は席を立って。 適当に金を置くと、慌てた素振りで居酒屋を足早に出ていった。