昔っからタクは…
本当にいい奴だよね――――
あいつとの電話を切ってから…
何度も何度も…
頭の中でリピートされていく、さっきの言葉。
いい奴?
ふざけんなよ……
いい奴ってさ。
お前にとっては褒め言葉なのかもしれないけど。
俺からしてみれば…
ただの友達で安全パイっつーか。
全然嬉しくもなければ…
むしろ虚しさみたいなもんを感じちまうよ。
こんなにずっと…
想い続けてるのに。
お前はそんなこと、全く気付いてもいないもんな。
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