『そっか……』
『だからマナもほっておけばいいから。そのうちひょこっと仲直りしてさ、あいつらからゴメーン!とかいうような連絡あると思うし』
うん、そうだよね――と。
私は分かったフリをして、ナオとの電話を終わらせたけど。
でも……
ほおっておくなんてさ…
友達なのに、
本当にこれでいいのかな?
確かにこれは二人の問題かもしれない。
結局は二人の気持ち次第だし…。
でもさ……
手を貸さなくてもいいのかな?
だってあたし達、高校生の頃は…
二人がケンカしてたら、あたし達が間に入ったり仲直りするきっかけ作ったりさ…
そういうこと、してあげてたじゃん。



