『うん、うん。あ、分かった、ちょっとミッチーに聞いてみるね』
そしてなっちゃんはそう言うと。
『なんか純ちゃんがさ、飲んでるなら送ってくれるって言ってるけどどうする?』
と、あたしにそう聞いてきた。
『あたしは大丈夫だよ、まだ電車時間あるし』
『えっ、でも飲んでるし車の方がラクじゃない?』
『うーん、まぁ…そうだけど。あたしいたらお邪魔だしさ』
『そんなことないって!じゃあ決定、送ってくからね♪』
そしてなっちゃんはそう言うと、純さんに場所を説明して。
じゃあ待ってるね、と電話を切っていた。
それから会計を済ませたあたし達がカラオケの前で二人で待っていると、純さんの車が15分ほどですぐに現れて。
ププッとクラクションを鳴らした車に、なっちゃんと一緒に乗り込んだ。



