「さっきの事?そういう事は、説教するんだね」 「当たり前じゃないか。大事な事だろ?」 「私はね、先生。そうやって、正論ばっか言う教師が一番、嫌いなの!」 その言葉に、先生はしばらく黙った後、 「何か、あったんだな?」 ゆっくりと、そう言った。