穏やかな天気…。 これから先、どうするんだろ。 私。 そんな事を考えている時だった。 「美月ちゃん。お待ちかねの人がみえたわよ」 施設のおばさんが、優しくそう言った。 「え?だ、誰?」 一気に緊張する。 「自分の目で確かめてみなさい」 優しく背中を押してくれた。 私は、ドキドキする足取りで、ゆっくりと玄関まで歩いた。