「こんにちは…」 公民館ほどの大きさのこの建物は、中がシンプルながらも、どこか温かみを感じる。 「こんにちは。どうしたの?」 優しそうな中年女性が出て来て、私に向かって優しく笑った。 「あの…。実は…」 隠していても仕方ないから、私は全てを話した。 しばらくの間、ここに置いてもらう為に…。 なぜなら、ここは、民間の“駆け込み寺“だから。