「美月、体は?気分悪くないか?」 「うん、大丈夫…」 そんな時だった。 先生の携帯が鳴った。 「はい。はい、はい…。分かりました」 小さくため息をつくと、先生は私をゆっくり見た。 「美月。オレと一緒に、学校へ行こう」 「学校?」 それは、私の母に通報された、校長先生からの呼び出しだった。