「ねえ、美月ちゃんはどうやって帰るの?」 お~い! いきなり、下の名前で呼ぶの!? 図々しいなぁと思いつつも、貸しがあるから何にも言えない。 「私は、深夜バス」 これは、いつもの事だから、何て事ないけれど、この人はビックリした顔で見た。 「危ないだろ?オレ、タクシーで帰るから、家まで連れて行ってあげるよ」