しばらく、そんな日が続いた。


健司と由里とは、全く話しをしていなくて…。


元々、友達が少ない私は、クラスではまるで孤立したみたいになった。


でも、わざと無視してるのは、健司と由里だけなんだよ。


他のみんなは、最初からあんまり喋らないから。

「あ~あ…。こんな時に限って、先生は出張なんだもんな…」