Love Song~to The SKY~



 大丈夫かな、純…
 このまま遊んで平気なのかな…

 そんな不安を胸に募りながら列が進むのを待ち、お金を払って純がいるであろう車へと走った。

 駐車場に停まる車。
 運転席には純。
 心なしか、さっきより表情が楽そうに見えた。

 
 中の純がこっちに気づき、右手をあげる。

 あたしは小走りで近寄り助手席のドアをあけた。


「純、待たせてごめんね!体調は…?大丈夫?」

 息を切らしながら言ったあたしを見て純は微笑み頭に手を置いてなでてくれた。

「もう大丈夫だよ、心配かけてごめん」

「ほんとに?ほんとに大丈夫?」

「ほんと!さ、家行こう」


 走り出す車。
 様子的に、確かに気分は良さそう。

 一時的なものだったのかな。
 とにかく良くなったなら良かった。

「鈴、手」

 前を気にしながら、あたしにそういってきた。


 なに?手?

 疑問を持ちながらも、純は運転中だし、素直に手を出す。

 純はニコッと笑って、その手をとり、恋人つなぎをした。

 言葉こそ出てこなかったけど、あたしの心はとても、とても温かくて。

 ぎゅって握りかえした。


 手をつないだまま、車を運転する純。

 運転中は、あまり声をかけないことにした。
 やっぱり集中とぎれるだろうし、運転してる横顔がたまらなくかっこいいから。

 その顔を見ていたいから。


 そんなに長くない時間で、車は純の家に到着した。

「どーぞ」

 純が扉を開けてくれる。

「ありがと、おじゃましまーす!」


 あがらせてもらって、さっき買ってきたばかりの材料をテーブルに置き、早速料理開始。

 料理はしないわけでもないけど、するわけでもない。
 特別上手ってわけでもないから、正直不安だったりもする。

 時間もかかるといけないから、すぐに始めることにした。


「鈴、なにか手伝う?」

 横からひょこっと純が顔をだす。

「ありがとー!じゃあ、そこの人参の両端切り落として皮むいてくれる?」

「りょーかあーい!」


 あたしはこういうとき、素直に手伝ってもらってしまう。

 だって、例えば結婚したとき、一人で家事やるのはやだもん(笑)

 なんて一人で妄想して、思わずにやけそうになってしまった。