「あ、指輪。かわいいね」
かがんでる純の顔の横からあたしも顔をだし、声をかけた。
「うん。鈴、俺らもそのうちペアリングかおーな」
「うん、いつかはやっぱりほしーなー!」
そこであたしたちはお店の人に声をかけられ、2人で指のサイズをはかってもらった。
あたしが7号で
純が13号だった。
「ほんとに買いにくるときはからずにすむね」
なんて言って地下のスーパーに向かった。
「純なに食べたい?」
「俺オムライス食べたいな。ご飯なら家にあるよ」
「それじゃたまごとー、ケチャップとー、あ、塩とかはどーする?買ってく?」
純の家にあるものないものを照らし合わせながらカゴに材料を入れてく。
カゴも、なにも言わず純が持ってくれる、そういう思わず微笑んでしまうような、そんな優しさ…。
「ありがと、純…」
小さな声でつぶやく。
「ん?なんか言った?」
「言ってないよー!次々ー!」
ちゃんと、普段からありがとうをもっと言っておけばよかったな…。
