「和泉さん・・・ありがと。ありがとう・・・」 そういうと村井さんはあたしを優しく抱き締めた。 「準彼女ってことですね!」 あたしは笑いながら言った。 「和泉さん、まだ和泉さんを、ちゃんとした彼女だって言える自信はない・・・でも、いつかそう言えるようになるまで、待っててくれる?」 「・・・はい!」 あたしの返事を聞いて村井さんはニコッと笑った。 「じゃあよろしく!鈴!」